AVANCE

〜ビアン人生も悪くないですよ〜

シー放浪記⑤(終)~「好い」を集めた場所だから!~

 

「ディズニーが好き」

と言うと、「いまだに好きなの?」と友達には笑われる。
けど、好きなものは好き。

 

キャラクター、映画、グッズ、音楽、現地、雰囲気、アトラクション、ショー、コスチューム、接遇、すべて好き。
けど、突き詰めて考えたら、それらに通じる心意気…作り手の見つめるものに憧れるのだと思いました。

 

 

6月頭に行って来たディズニーシー。
その旅で感じたこと、胸に迫ってきた思いをつづり、まとめといたします。

 

今回最終回です!
これまでお付き合いいただきありがとうございました!

 

<これまでの旅の模様>

①シーといえば、ダッフィー。 →http://avance2017.com/post-4708
②お肉もアトラクションも。 →http://avance2017.com/post-4949
③ジップロックもインディも。 →http://avance2017.com/post-5285
④現地でしか会えない事々・人々。 →http://avance2017.com/post-5822

 

 


 

楽しみ方は人の数だけ!

 

アトラクション、フード、ショー、パレード、アトモス、グッズ、ダンサーさん、キャラクターグリーティング、仮装、写真撮影…

ディズニー現地の楽しみ方は、人それぞれ。
だって、心惹かれる物事がそこいらじゅうにごろごろしているんですもの。

私の場合、現地で最も惹かれたのは、その造り。建物や風景における演出でした。

 

 

例えば、ミステリアスアイランドにおける岩肌

ここのエリアの岩肌は鳥肌ものです。美しい。そういった習慣は無いけど、ここの岩肌はスケッチしたい。

 

 

 

メディテレーニアンハーバーにおけるイタリアの雰囲気の再現

静かな通りもすてきです。休憩してたらまったりしすぎちゃう。
かわいいな。かわいいな。

 

 

 

アメリカンウォーターフロントにおける古き良き街並み

 

 

 

ロストリバーデルタにおける、土臭さ。(ここがやっぱり一番ツボでした!)

小屋。ああ、小屋。
ひょうたんですよ!この時点で高温多湿を感じます。
小屋。泣けるほどに、小屋。ああ…生活感…!!!!

 

 

 

アラビアンコーストにおける、異国情緒

 

モロッコやエジプト辺りのスークのような…行ったことありませんが。タジンは知ってる!
ここ!本当に好きです。路地裏。洗濯が干してあったり、染め物乾燥中?な生活感がたまりません。
あの…乙女ライクなこと言っても良いならば、あたい、あすこのカルーセル、一生に一度だけでいいから堂々とロマンチックに乗りたい////
カスバフードコート。ここも漏れる日の具合が…!土壁の感じ!天井の素朴さ!…住まわせてください。

 

 

まるで、違う国を歩いているよう。
しかも、その国々の「らしさ」を昇華させて凝縮した中を。

「ディズニーの作る雰囲気が好き。」
今回の旅でそれを確信しました。

 

こんなに作り込まれていると、恍惚と見入ってのち、「どうやって作っているんだろう」と好奇心がむくむくと湧きあがります。

ジオラマやインテリア小物を見るのが大好きな私としては、「素材感」「質感」「生活感」の表現と言うのはとっても興味があることみたいです。
「素材感」「質感」が醸すニュアンス、「生活感」に抱くロマン。

 

 

日常では交わることが無く、沿うことのない暮らしや風土のありさま。
普段どっぷり浸かっている文化とは「全く別の文化」。
ディズニーのパークでは、歩いているだけでそれらにいくつも触れることができる。
日常だけでは体験しえない異文化のエッセンスを受け取ることが出来る。

 

その国に実際に赴いて得られる情感よりも、もっと親しみやすい形で。
もしかしたら実在の文化とはもはや別物なのかもしれないけど、少なくとも、一つの暮らしのスタイルから動けない私にとっては、それらはとてつもなく魅力的に映るのです。

 

ガラスを集めたびんも、つるしたとうがらしも。風を通すためにあえてふさがない壁も。暮らしが見えるよう。

 

ほんと、アドレナリン出ます。
その生活感。固有の風土の中で磨かれたかたちは美しいです。

 

 

 

8年ぶりで…

 

放浪記ブログでは「8年ぶり」の来訪ということをそこまでフィーチャーしませんでした。
というのも、ところどころ記憶が薄れているにしても、シーの空気が馴染み深かったから
8年という時間が体感的に短かったのもあり、改めて盛り上がるような感慨は無かったんです、実は。

けど、良いものは良い。好きなものは好き。
「懐かしい」と言うのにも早すぎた8年でしたが、「この空気、知っている」という感覚で、すぐに安心して雰囲気を味わえました。

 

 

遊びに来るゲストさん、ニコニコしている。ずっと心待ちにして、ここぞと楽しみに来たんだものね。
キャストさんも笑顔。その秩序だった業務遂行と黙って居ても溢れるディズニー愛。ゲストをもてなす温かさ。
そして、「楽しませるんだ」と大人たちの本気の心意気が結集された園内。

マイナスの感情なんて、みんなここには持ち込もうとしない。
ここは、ほぼ「ポジティブな感情」で出来ている。

 

それを肌で感じられるから、こちらもポジティブに、楽しくなれる。

 

 

 

 

今だからこそ感じられる情感

 

S.S.コロンビア号も、年を経たからこそなお良いと感じられました。
当日、船に赴いたときは夕方前。お腹にいまだ余裕が出来ず、泣く泣くラウンジは諦め、デッキに直行したのですが…

 

あら。

東京が見えました。
いいのかしら、ディズニーさん。外の現実世界、丸見えです。

 

…いいんでしょうね。
この船に来て、デッキまで上って、さらにこの船体の高さを越して外を眺めるのはきっと「大人」という想定だろうから。

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

園の外では、何も変わらず「日常」が続いています。
私もついさっきまであちらにいて、ここに居る今も「別世界にいる」なんてことは実はなくて、「日常」と繋がったまま。

 

けど、「大人」はそんなの分かっているから。大丈夫、いまこの時も「生活」の一部だって分かっている。
ディズニーという「非日常」を楽しんでいながら、ちゃんと「日常」のことも忘れはしない。

 

日常だって、愛しています。
なんだか湾を隔てて見える東京の風景もかわいらしくてすてきに思えました。

 

 

8年前の私だったら、ここへ来たら、タイタニックごっこをして、やはりその造りに興奮して写真を撮りまくっていたことでしょう。
そして、デッキからの園外の景色も同じように撮っていたはず。ディズニーの粗を見つけたように面白半分に「あ、東京見えとる笑 記念記念!」という感じで。いつもいる街を笑いの種にするように。
そこには「いつもいる日常」と「コロンビア号にいる特別感」を区別する意識が強くあるはずです。

 

けど今は、あちらに基盤を置いている事実とこのデッキにいるという状態を別になんて捉えたくない気分でした。
ここは特別ですてきな場所だけれど、どちらにいる「私」も「私」。
ここにいるからって私自体が特別じゃない、だからといって、あちらにいる時の私だってつまらなくなんかない。それで大丈夫なんだ、って。

 

やっと少しは落ち着けたんですね。
ディズニーには、「逃避」というより「純粋に楽しみに」来れるようになったみたいです。
日常から隔たったものとしてではなく、日常の一部として。
自分を埋めるものではなくて、プラスアルファのものとして。

 

 

一人だったけれど…

 

忍者、シングルなの全然気になりませんでした
ゲストさんが自分たちの楽しみに集中しているのと、こちらが一人でもキャストさんも全く態度を変えないどころか、アトラクションによってはメリットすらある(シングルライダー)ので、一人、大丈夫ですね。
(もちろん、メンタルがある程度鋼であるという前提があってこそなのでしょう…)

 

むしろ一人だったからこそ、気になっていたフードの制覇やアトモスの追跡、アトラクションのわがままライド、大量の写真撮影が可能でした。自分勝手・好き放題できるのが一人の良いところ。

youtubeやガイドブックで予習して計画していたことをほぼ全て(リフレスコスのターキーとコロンビア号のラウンジ以外/////)達成できました。すごい元取った感!ほんっと行った甲斐がありました!最高です!

 

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

もちろん、一緒に親しい友人や恋人がいてくれたらもっと素敵だったのに、と思う瞬間はいくつもありました。
アトラクションやコロンビア号のデッキにいたときは特に。

 

けれど、「まずは自分のためだけに楽しむ」ということが必要だったんだと思います。8年越しの今回は。

 

何より、シーのエリアごとの「質感」や「生活感」の表現に憧れてきました。

ただ「あの空間を歩きたい。岩肌や土臭さをまじまじと見に行きたい。」と「シーの空間」そのものに飢えるように。
その楽しみ方は、一緒に行ってくれた人に時間を割いてもらえるようなものではないから、一度一人で来てみたかったんです。切実に。
(友達とくると、いつもテンション係を勝手に引き受けてしまって午前で声を枯らしてしまってましたし、アトラクションのはしごで終わってましたし…)

ロストリバーデルタからアラビアンコーストへ向かう途中にある水車。ひっそりとあるけれど、なんて美しい一角。木々も水も豊か。目に沁みます。

 

小屋を…小屋の中を…
覗きたいの…忍者としては…!

 

 

そうして実際に来たら、ゲストさんキャストさんの「楽しむ」という姿勢、システムやモノの「楽しませたい」という心意気が溢れていました。
良い気、貰えました。

 

一人、誰とも喋らなくたって、黙っていたって、大笑いしなくたって、心の中では最大限に楽しめました。
一人ディズニー、とてもいいです。私には合っているようです。

 

 

 

それにね、・・・

女の子二人という組み合わせで遊びに来ている子たちの多い事!
むしろそれが普通過ぎて、全く目立ちません。

 

 


 

 

そんなこんなで、8年越しのディズニーシー放浪、満喫させていただきました。
改めて、チケットを授けてくださった住人の皆さま、ありがとうございました。死ぬほど有意義でした。

 

街並み、自然、生活感の演出。「ここを良い場所にしてやる」というキャスト・ゲスト・作り手の心意気。
私の場合、それらを吸収したくて、こうも惹かれてしまうのだと分かった旅でした。

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

今は、ランドもシーも七夕
が、終わってもうパイレーツオブカリビアンなサマーが始まりますね。

 

 

 

 

 

 

ウフフフフフフ。

実は私…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七夕、行ってきました。

その時はランドに!

 

 

驚きました!?驚きました!?

 

 

まあ忍者ですから!!ホイっとね!

 

 

その時の様子を一部ご覧ください!

 

 

 

まさか…リフレスコスの雪辱を…!
相変わらず最高な西部川鉄道の旅。

 

 

七夕イベントは終わってしまいましたが、こちらも放浪記を上げます!
8月なかばからスタート予定!
(ランド探訪記①:ディズニーのランド探訪記① ~七夕に行きました。ご無沙汰してます忍者です。~ | AVANCE (avance2017.com)

 

良かったらまた読んでやってくださいね。

 

 

ABOUT THE AUTHOR

siso
30/ ゴリラフェム / あばんせのイラストを担当

生活感溢れるゴリラ。
犬と無印良品とディズニーを愛する。
恋愛を志向しない。と言い訳する恋愛初心者。

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. しそさんんんん!!!素晴らしいまとめです!
    ってディズニーネタしか食いつかなくてすみません💦
    そうそう!景色とか質感とか、そういう事なんですよ!
    ぶっちゃけ、造りものと分かっていても(…)いつも「これどうやって造ってんだろう?」と
    まじまじと見てしまいます(笑)
    石壁とかはほんと石ですもんね(←何か頭悪そう)
    あ、ロスリバのひょうたん、ある角度から見ると隠れミッキーが´ω`*
    ってガイドブックに載ってたかな💧唯一自分で見つけたもんで(^^ゞ

    • ひょうたんの中に隠れミッキー!?
      あ、コメントありがとうございます^^
      隠れミッキー、今度行ったら探さなきゃ…!
      景色や質感、たまらんですよね!あそこまでの世界観、他にはないですもの…!

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