こちら、引き続き連載ブログとなっております。
野球と戦闘ロボアニメに激しく愛情を注ぐイチローくん。
私からの交際の申し出に、何と答えたと思います?
Yes? No?
正解は、「あ、でも慣れてきたかも」です。
それはイチロー言語では「Yes」の意味らしい。翻訳すると、「一緒にいることに抵抗がないから、付き合いましょう」ということなのだとか。
そんな上から目線なYesをいただき、私たちは付き合うことになりました。
もちろん私にとっては、結婚を目指したお付き合いです。
その相手がこんなオタッキーでいいのかと、みなさん思ってることでしょう。もっと普通の人がいいんじゃないの?と。
そうなんです、そうなんですけど、自分のセクを押し殺して男性から生涯のパートナーを見つけようと思ったとき、私が譲れなかったのは、親友になれるかどうかでした。
恋愛対象ではないから、せめて親友みたいに好きになれる人が良かったんです。自分にはない引き出しを持っていて、それを私と共有しようとしてくれて、そして私に女性らしさ(彼女らしさ?)を期待せず、結婚したら家族を大事にしてくれそうな人。
イチローと付き合い出したのは、出会ってから半年後でした。
その半年の間に、私たちがしていたことと言ったら、イチロー好みのマニアックなお店を回る、Youtubeでイチロー好みのアニメを観る、イチロー好みの映画に付き合う、ゲーセンで対戦ゲームをする(戦闘系と野球と)、野球を観に行く、野球について語る、野球の応援グッズを作る、バッティングセンターに行く、キャッチボールをする、お酒を飲む、こんなラインナップ。
言っときますけど、30代の男女です。でもイチローと私はまるで中学生男子のようなお付き合い(笑)。 だから上手くいったと言えるのかもしれないし、親友になれそうだなぁと思えたのです。
さて、イチローと付き合って、平穏無事に1年が経ちました。
イチローはお母さんと二人暮らしをしていたので、私はその頃にはすっかりお母さんとも親しくなっていました。「イチローみたいなのとよく付き合おうなんて思ったね」「イチローはそのうち振られるよ」と、なかなか楽しいお母さん(笑)。結婚してもうまく付き合っていけそうだなと、その辺も確認済みでした。
しかし1年という時間は、私が自分のセクと向き合う時間でもありました。やっぱり女性しか愛せないんだなと、改めてわかったのも事実です。気になる女性がいなかったわけでもありません。でも私は「結婚しなくては!」の一心で、「プロポーズ大作戦」に取り組んでいました。
それから半年が過ぎた頃、私の中のビアンタイマー(ウルトラマンのカラータイマーもどき)が突然作動する出来事が起きました。
なんと、女性から告白されたのです。その人は仕事関係で毎日のように顔を合わせている人でした。私は恋愛スイッチをオフにしていたので、彼女のことは全くのノーマーク。彼女自身は女性と付き合った経験はないものの、女性も好き(むしろ女性の方が好き)という自覚があり、なぜか私にピーンときたそうです。(恋愛スイッチはオフだったんだけどなぁ…)
やばい、これはやばい。私は急に彼女のことを意識するようになってしまいました。私の中のビアンタイマーが「そろそろ限界だよー」とばかりにピコピコ鳴り響いていました。
私はイチローに勝負をかけることにしました。
「イチロー、私たちこれからどうしようね?」
「えっと、あの、オレも考えてなくはない」
「こういうのはさ、勢いじゃない?」
「男子たるもの勢いというわけには!」
変なところで男子たるもの発言。
んー、申し訳ないけれど、そんなにのんびりしてる場合じゃないんだよ、イチローくん。
2週間考えて、私は決戦の金曜日を迎えました。
「イチロー、私、結婚したい」
「オレもあれから考えてた。今日はそういう話になると思ってた」
つづく….
うわぁー!ぎゅんぎゅんしてまいりました…!
イチローさんに親近感湧いてしまうけど、ビアンな展開しか熱望していないし…!複雑な心境…!
現在のまーさんを知っているから結末は分かっているけど、続きが気になります!じゅんじゅんしちゃう!
いろんなことの前に、ぎゅんぎゅんとじゅんじゅんの違いは何なの!?(笑)