AVANCE

〜ビアン人生も悪くないですよ〜

赤い振袖

成人を迎えるみなさん、成人をまだ迎えていないみなさん、成人をとっくに迎えたみなさん、おめでとうございます。

成人の日、20歳から8年も過ぎた私にとっては馴染みの薄い日となっていますが、誰かにとったら特別な日でもあるんですよね。

 

 

成人式の日、私は式に出席しませんでした。

上京していたという理由もありますが、地元で20歳になったことを喜び合いたい友人もいなかったからです。だったら東京で友達や恋人と過ごしていた方が楽しいと思った20歳の9。実際誰と過ごしたか、もしくは1人で過ごしたのかは覚えていませんが成人式を欠席したことを後悔していません。

前撮りはしていたので両親や親戚には振袖姿を見せることはしました。

いとこから受け継がれた赤の振袖。定番ですね。普段絶対に着ない赤は特別感がありました。

 

振袖を着ることに抵抗はなかったのですが、写真撮影が嫌で嫌で仕方なかったです。

写真に写ることが苦手な上に、モデルさんのようにポーズをとったり顔を作ったりすることが恥ずかしく感じていたんです。

ぎこちない笑顔の写真は、実家の押入れに仕舞われてあるはずです。

 

 

さて、山口さんが20歳への自分へ手紙を書いていたのが面白かったので、便乗してみます。

8年前の自分ですね。もう遠い昔のようにも思えるし一昨年くらいにも思えます。

 

20歳の自分へ

 

今、初めての彼女と付き合って関係が深まった頃かな。それとも少しマンネリ化している頃かな。
でも彼女の振袖の写真撮影を、彼女のお母さんと一緒に見ることになるんだけど、とてつもなく緊張するし戸惑うけれど、彼女のお母さんに信頼してもらえたようで嬉しい気持ちも芽生えるんだよ。

まあ、1年後くらいに別れるんだけどね。

別れる原因となった、人と話し合うことから逃げちゃう癖や気持ちを言葉にしない癖は、少しずつ少しずつ改善されてきているよ。

仕事も転職するし家の引越しも何回か経験するよ。あと今はビールが飲めないけど、これから美味しく感じるようになって飲み代がどんどんかさむからね。ビアン掲示板で知り合って友達が増えて、よく分からない恋愛もするからね。

流されやすい性格を、本当に直した方がいいよ。

でも楽しく過ごせているよ。人の運には恵まれているからね。安心して大人になってください。

 

28歳の私より

 

20歳の自分へ手紙を書いて思ったことは、20歳を振り返るにはまだ早かったようです。

もう少し年齢を重ねたときに、20歳のノーテンキな自分をどう思うのか、そこからどう成長できたのか振り返ってみたい。

5年後の自分、10年後の自分は今よりも成長しているのかな。成長できているように今できることを知って行動していこう。

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アラサーフェム / 元保育士

個性がないことが個性。
濃ゆいメンバーの中に、キラリと光る普通さ。
レモンサワー大好きな酒飲みです。

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