先日のODEKO嬢のコレ
他人様のご家庭事情とはいえ、肝がヒヤッと交感神経ビンビン、嫌な汗をじわりとかきました。
人間生きてると知られたくないことの一つや二つは出来ていくもので…
(そう、酸いも甘いも。)
それが心の臓に近いものであればあるほど、受け入れがたいと突きつけられた時のダメージは深刻で。
特に「カミングアウト」ではなく「白状させられた(ODEKOかく語りき)」または「勝手に暴かれた」時ね。
あー…思い出し冷や汗。
我が家はと言うと「気づいた時には両親が悟っていた。ついでに弟の部屋から薄い本が出てきた。」系
高校生の頃から、父親から「大学でLGBTの研究でもするのか?」とカマをかけられ、母からは「漫画の読みすぎ(常套句ゥ!)」と溜息をつかれておりました。
オバラ家は諸々の事情で家族全体が社会的マイノリティ。少数派で固められたちょっぴり人生に不器用な諸事情家族です。
抱える問題も一癖二癖ありまして、それに耐えかね十代の頃に「進学」という名目で親元から逃亡。
その後帰ることなく、ほぼ音信不通で二十五になるまで親の目の届かぬところであれやこれやと励んで(察して)おりました。
そう、例の「人様に言えない事情」を山のように抱えながら。
…遊び呆けてる間に人を拾っちゃって、その後5年も同棲してたとかね。
またもやお恥ずかしい事情で実家に戻らねばならなくなった時(恥の多い人生でした。)私の性について諦めきれない母と大喧嘩になりました。
「我が家は私が末代だ!」
と啖呵を切った夜のことは今でも忘れられません。
(そういやいたわ、弟が。頑張れ弟。)
未だ母サチコには未練たらしい所もあるけれど、父・弟は受け入れている模様。祖父母には…そうね、墓前にでも花を添えて報告いたしましょ。
マイノリティの風当たりの強さや生きづらさを子供に背負わせたくない気持ち、自分の子供がいわゆる「普通」とは離れたところを歩いていく不安、自分の知らないところへ行ってしまう不安、ご自身の世間体への一抹の不安…(不安だらけだわ!不安だわ!確かに!)
「子をもうける」という形で恩を返してあげることは難しいのだけれど、喧嘩になるのも痛いところを探られるのも親なりの「愛情の裏返し」と捉えてみるとなんらかの形で報いなければなぁ、と思う少し大人になったオバラさん。です。
早く真人間になりたーい。
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