AVANCE

〜ビアン人生も悪くないですよ〜

LGBTにとっての就職問題。会社・仕事選びの基準は何ですか?

ゴールデンウィークなんて遥か昔の話。なんだか夏の気配がするような、しないような。

振り返ると今年は実習もお休みだったので優雅に読書してにデートして飲み会三昧…なんて訳もなく。ひたすらバイトのお休み期間でした。バイトと勉強と遊びを如何に両立させるかが社会人学生の腕の見せどころ。

ごきげんよう、オデコです。噂には聞いていたけれど、飲食業の繁忙期の1週間越えの連勤って本当にあるんですね…サービス業のみなさんお疲れさまです。

来年の今頃は何してるのかなぁ。なんだかんだ、掛け持ち先の歯科医院を探している気がします。


 

ここでブログを書いてるメンバーも有給を使って9連休の方から、祝日関係なしの方までお仕事によって色々だった様子。私が5時間耐久レース(模擬試験のこと。2.5時間×2回)をしている間にプライドパレードに行った面々の楽し気な写真が飛んでくる飛んでくる羨ましい。

ところで皆さん

今のお仕事に就いたきっかけは?

お仕事色々、人生色々

 

私は就職が決まらない焦りの中で専門学校への進学&歯科業界への就職を急ピッチで決めたのですが、このブログを読んでいるであろう全国のビアンさん方は何を思って今のお仕事に就かれたのでしょうか?

お給料、福利厚生、憧れ、たまたま雇ってくれた…いろいろあると思います。とても興味があります。

 

では次。

「自分はビアン」と認識した上で就職先、進学先を決めたのか。

それとも社会に出てから気付いたのか。

どちらでしょう。

結果的に長く連れ添うパートナーがいてもいなくても、ビアンとして生きること=シングル女性の生き方になると考えています。自分の食いぶちは自分で稼ぐという意味で。

自身がビアンだと気付いたり覚悟を決めた時に、自分を食べさせていく手段、お仕事のことが頭をかすめませんでしたか?

オデコの場合

私は大学時代の就活で少しでも稼がなければいけない、と焦りを感じていました。

しかし、ここで盛大につまずきます。以前こちらでも書いた留年に次ぐ留年です。高校は中学からのエスカレーター、大学も推薦、勉強において努力もいうものを一切せずに人生なめて生きて来た結果です。就活において2回の留年は当然ツッコミどころでした。お祈りメールとか無い内定とか今も言うのでしょうか?

当時の私が何を思って就職活動をしていたかと言うと、

可能な限り早く家を出たい。けど、転勤で彼女とは離れたくない。

当時年単位で付き合っていた彼女がいました。ハタチそこそこの私には国内とは言え、遠距離恋愛なんてもっての外。恐らく彼女もそうだったのではないかと思います。

まーさん!けいさん!私には無理でした!

 

例えば1つの企業で事務職・転勤なしの総合職・転勤ありの総合職、と求人があると後者になるほど初任給の額が高く書いてありますよね。少しでもお給料の良い職種を選びたいけど彼女と一緒にいたいから転勤なしの総合職に丸をつけていました。

ひょんな事からビアンであることが両親にバレてしまっているので、実家暮らしは肩身がせまい。けれど、家を出ることはあくまで地方への転勤ではなく、いずれ彼女との同棲につなげるための一人暮らしでした。

が、実際のところ卒業式当日も就職は決まっていませんでした。

そうです、私は

社会に出る前に自分がビアンだと分かっていたのに、リスクや待ち受けるであろう困難をキリギリスよろしく「どうにかなるやろー」と努力せずに放置していたタイプ。

どうにかなるやろー

 

就職や転勤による遠距離はもちろんノンケカップルでもあり得る話。だけど、私たちには寿退社による遠距離恋愛終了はないですよね。終わりが見えない戦いなら最初からしたくない、と思っていました。「どうにかなるやろー」とこれに関しては思えなかったのです。

 

母親がロールモデルにならない件

バブルを謳歌した母親と同じように腰掛けで働いて、寿退社して、子育てが落ち着いたらパートでゆるく働く…なんて道はどこにもありません。

年功序列でお給料上がらないし、やっぱり親世代の景気の良さと現状は違う。そもそも男性と結婚する意思がないし、仕事は恐らく一生続ける…そう、京都からマハラジャ遠征しつつ、お見合いをしれっとこなすバブリーM氏(オデコ母)は私のロールモデルの真逆を生きてきた女でした。

ノンケのお姉さんから聞きかじった話だと、男女の結婚ですらハードルが高いらしいご時世。結婚しても夫婦が共働きしなければ回らないであろう家庭、子どもが出来たら保育園探しに生まれる前から奔走し、熱が出たら仕事と折り合いをつけ、小学校に上がればクラス役員や子供会、PTAなんかのお仕事もこなし…仮に私がビアンでなかったとしても、とても出来そうにありません。私、自分のお世話で精一杯。

 

ビアンにとっての働きやすさ

LGBTにとっての働きやすさ、就活となると何かとトランスさんの話になりがち。履歴書の性別どうするの?お名前とご本人のビジュアルの差異の説明は?オペやホルモン治療との両立は?と分かりやすい「ぶつかり所」がありますよね。この辺はひょっとしたら一部のボーイッシュさんにも関わる問題なのでしょうか?折角なので少しビアンにとっての働きやすさ、気になりそうな点を考えてみました。

・勤務時の服装

・シングルで長く続けられる社風か

2つしか思いつきませんでした…

まず、勤務時の服装。私服なのかスーツなのか制服なのか…自分自身がフェムな感じで過ごしているので(最近疲れてきたけど)あまり、ここで引っかからない。花柄エプロンの白衣から、パンツにサロンまでなんでもござれ。きっとボーイッシュ寄りかフェム寄りかで考え方が変わるのでしょうね。

では、次。シングルで長く続けられる社風か。もちろんいずれは独り立ちして個人事業主様…なんて方もいるかもしれません。けど、大抵の場合何処かしらの企業や団体にお勤めですよね。

同棲していても、パートナーシップを証明してくれる自治体さんがあっても、フリーでも、法律上は日本のビアンは全員シングル女性。数年越しに念願の愛しのマイハニー的なのが出来てもシングル女性。

働くしかないよね♡

何かしらの税金が免除されたり控除されたりお得になりそうなイベントが恐らく降ってこないであろう私たち。それなら会社と長いお付き合いしてしっかり稼がねば。(そろそろ私の彼女が馬車馬の如く働かされてると思う人が出てくる頃かしら)

そう思うと、結婚して辞めることを前提にされている社風は働きにくいのかもしれません。

絶賛就活中の弟くんのエントリーシートの添削&字の汚さ(人のこと言えない)をツッコミつつハタチそこそこの子たちが、バリバリ働くお姉さん方が、何を思って職業選択をしたのか気になる今日この頃。

貴女が今のお仕事に就いたきっかけは?

 

 

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