熱しやすく冷めやすいというかわりとドライなAoiです。
いやぁ〜おっさんずラブ最高でしたね(´;ω;`)
私は実は1回目からは見てなかったんですよ。ただSNSで学生時代の友人(ちなみにノンケ)がかなりハマってまして
私「あれって要するにBLなの?」
友人「まぁBLっちゃBLなんだけど、あーでこーでこういうあらすじで、とにかく見て!!!!」
と言われ、第5話放送の直後くらいから、見逃し配信で一気に追っかけました。1日半で全話見終わりました。
結果、、、
「あれってBL?」ってすごい軽く聞いた自分を殴りたい。
もうBLとかいう枠の話じゃない。この際ゲイとかノンケとかもう本当に関係なしに、ただただ純粋な、人と人が想い合う、想うからこそ苦しい、どこまでもピュアな作品でしたね!!!!!(拍手喝采)
※あ、逸れますが、BL好きのことを「腐女子」と呼ぶの、なんかすごくやだなーって思います。
腐るって、なんか、ね。マイナスイメージ。※
山口さんも言ってましたが、日常に普通にありえる恋愛なんだよってことが、いっさい誇張がなく、変にセクシャルマイノリティー感を強調して出すわけでもなく描かれていたところが素晴らしかったです。
そして林遣都さんと田中圭さんの演技が神すぎて6話のラストはボロ泣きでした。
ゲイの牧くんが、”ノンケの春田の将来の幸せを自分が奪ってしまうのではないか”と考え、「春田さんのことなんか好きじゃないです」と涙ながらに身を引き別れを切り出したシーン。
愛してるからこそ「嫌いです」とは言えなかった。
相手を想って想って絞り出した言葉が「好きじゃない」って。。。切なすぎます。
この時の、春田の「なんでだよ!わけわかんねぇよ!」での涙が出ちゃったのはアドリブらしいです。
このドラマは、田中圭さんと林遣都さんのアドリブが多すぎて、どこまでが台本でどこからがアドリブなのかわかんないくらいらしいですが
とにかく春田も牧もたくさん泣いてます(笑)
役者さんなので流石だなとは思うんですが
言葉で「好き、、、なのかな?」と言ったり、「付き合うって、、、」と考えたりしてる時って、どこかいつもモヤついてる春田。でも、感情が溢れて涙を流してる時のがむしゃらさの方がどのシーンでも本物だったように思うんです。そこには、”相手が男だから”とか◯◯だからというレッテルがなく、”その人だから好き”、”あなただからこんな気持ちになる”というメッセージが込められている気がしました。
あと、「俺たち付き合ってます!」と職場でカミングアウトした時、職場全体が「ブラボー!!」って祝福してて
天空不動産めっちゃいい職場やって思いました(笑)いつかこの国のどこでも、こんな空気が当たり前になるといいなと思ったシーンでしたね(笑)
上記のシーンもそうですが、セクシャルマイノリティーのノーマライゼーションの観点から見ると
1話からずーーっとちずが良い役割してたなぁと感じました。
春田が同性から言い寄られていると相談した時も
「モテ期じゃん!」と普通に返す(笑)決して同性愛についての差別的な視点や言葉を挟まない。そんな脚本の工夫?というのも、この作品の素晴らしいところだなぁと感じたのでした。
ちずが2話で放った「相手を思いやれないやつに一緒にいる資格はない」という言葉もとても重みがありましたね。男も女も関係なく、人と人との関係に焦点を当てた、すごく大切なことだなぁと思いました。
主人公のこと、このポンコツクズ男!!とか思いながら見てたんですが
SNSの反応を見ていても、他の月9とかであるみたいな「◯◯(俳優や女優)マジカッコいい、可愛い、付き合いたい!」みたいな視聴者の投影がほとんどなく
登場人物みんなの恋を応援したくなっちゃうようなドラマでした。
このドラマが、ノンケとかLGBT当事者とか関係なくヒットしたのは
どこか非日常的な要素はありつつも、かなり日常に近いサラッとした描き方だったからではないでしょうか。
と、どこまでも語りたくなっちゃいそうなのでストップしますね(笑)(笑)
これは是非とも続編が見たいところです!!
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