あれ。保険屋さんにカミングアウトって普通しないものなんでしょうか。
話を丁寧にしてくれるおじさんだからということもありましたが、今後の自分の将来のために入る保険で、将来ずっと一緒にいようと思った同性のパートナーができたとき、『ここは同性パートナーも視野に入れているのか』気になるポイントでした。
そうか。みなさんしないのか。でも、してよかったと思いました。
「保険ってどんどん新しくなっていくもので現段階では昔の古い考え方なんですよね」という保険屋さんのおじさん。
そうか。もし、今はできないとしても、今後の可能性はあるのかもしれない。そんな希望を少しだけ、抱く。
山口さんの話していた、知っている人と知らない人とどちらがカミングアウトしやすいかっていうのは、難しい質問で、私は、どちらもしやすくなくて、どちらもカミングアウトする必要性を感じません。
実際に、美容院の担当さんにカミングアウトしようしようと思いつつ、できていません。話したら、話しやすくなるんでしょうけれど、せっかく通っているところですし気まずい関係性になりたくないんですよね。
多分、山口さんのように家を買うと決めたときや、今回のように保険屋さんで保険を決めるときなど今後自分の将来に関わってくるときに言わざる得ないときにカミングアウトするんだと思います。
そして、今回のカミングアウトで『同性パートナーにしていても、家族が入ってくるとトラブルになりやすいんですよね』という保険屋さんの話を聞いたときに、親兄弟のカミングアウトも視野に入れなければと思いました。
私が病気になったときや死んだとき、自身の意思がないことがほとんどですよね。
そんなときに家族の誰も知らないパートナーが来たとしても、『何も聞いてませんが誰ですか?』となることでしょう。そうならないためにも家族へのカミングアウトの必要なのだと。
親が心配するから。悲しい思いをさせたくないから。そんなふうに親に対して思っていましたが、パートナーは。パートナーだって悲しい思いをするのでは。私が病気になったとき死んだとき、対面できなくてお別れもできないってなったときに、親に『誰だ』と聞かれて追い出されるかもしれない可能性を考えたときに、悲しむのはパートナーじゃないか。
親兄弟と良好は関係は、パートナーとの関係にも影響してくる。
私は、今、初めて、親へのカミングアウトの必要性を実感しました。
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