『おひとりさま』は滅多にしない9(http://avance2017.com/post-32752)ですが、『ひとり映画』だけは好きなので久しぶりに1人映画を堪能してきました。
さくっと好きな時間に好きな映画を観られるのが、ひとり映画のいいところ。
しんみりとした映画は、ひとり映画に限る。
※以下、ストーリーにも触れている感想なのでご注意ください。
ちらりと見た内容や感想からして、絶対重いやつだと。
ちょっと覚悟しながら観ました。
お別れに向かうための7年間の話なので、もちろんズッシリとはくるのですが、それだけではなくクスっとくる笑いがあちこちに転がっている。
出てくる人たちに次第に共感していくし、愛おしくなる。特に、母の可愛らしさにほっこりします。
認知症の父と孫との何気ない関わりに、父への変わらない母の愛に、長女の旦那さんのやりとりに、次女の救われなさに、ぎゅ〜〜〜〜っとなります。
仕事も夢も恋愛もうまくいかない次女と認知症の父とのやりとりにじんわり。
うまくいかないことばかりが続く時期ってありますよね。もやもやとすることばかり。私にまで父の言葉が響く。
もし自分の親が認知症になったら。
そんなふうに向き合えるのか、向き合わないといけないのだけれど、その向き合う勇気のために、後悔しないように、親の顔をもっと見にいかなければと思うのでした。
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