11月で10周年を迎えるAVANCE
こんな事もなければ思い返さないし、記憶力がすこぶる悪い自分は、凄まじい勢いで忘れていきそうなので、記録のためにも、この10年を振り返っていきたいと思います。
AVANCEが誕生したのは2013年の11月。
34歳の時でした。
ちょうど仕事では会社を作り、これまで常駐していた職場を離れ環境を変えた頃でした。そんな時に職場で読んでいた経済系の新聞にこんな記事があったんです。
はっきりした金額は忘れましたが「LGBT市場、アメリカでは数兆円が生み出されようとしている。日本でも数百億を超える市場があるはずだが、全く掘り起こされてない」と。
これを見て「え?え?掘り起こしたい!!!」と。
ただ何を始めればいいのか。。。元々、ビアンさん同士の出会いに積極的はなかったので、こちらに友達もおらず。その当時、唯一、知り合いだったカップルさんの一人に連絡。
「こういう記事を読んだんやけど、掘り起こさへんか」と。
するとすぐに乗ってきてくれて。1回目の打ち合わせ。
なんとなく「出会い」というキーワードは出てきて。自分が「女性同士のキャバクラみたいなものとかは??」となったのですが「それ行きたいの、あんたらだけで私みたいのは行きたいと思わないよ」と。。。「確かにそうか。。。」
こんな会話をいくつもいくつも繰り返し。数時間におよぶ話し合いを何度もして。
そこで出てきたのが当時流行っていた「男女の婚活イベント」
「これ女性同士であれば楽しいんじゃないか」
当時、出会いの場は2丁目や、個人が主催でネットで募集をかけ居酒屋でオフ会的なものしかありませんでした。
そこで、その友達が「私が婚活イベントに行ってきてみる」となり参加。帰ってくると「カードこんなにもらった。で、これ女性同士だったらめちゃくちゃ楽しいよ!!!」
決まり!!!アプリも何もない時代、男女でさえ「婚活イベント」が出来ちゃうぐらい出会いも少なくなってる。女性同士なら尚更。。。
なら!!「新しい出会いの場」を作ろう。
すぐに、また打ち合わせで集合。確か場所は渋谷のカフェ。方向は決まった。
「名前どうしようか。」
色々アイデアを出すのですが、パッとしない。そんな時にふとカフェの置いてあったパンフレットに目が。そこに書かれていた文字が「AVANCE」
「あれなんて読むんや。アバンセか。。。」
「フランス語で前進っていう意味だって。」
今の自分たちにぴったり。。。これがAVANCEの誕生。
でも最初からうまくはいかず。。。この後、現実を見るわけです(続く)
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