まーさんの言っている通り、スタッフをしているってだけで「すごいですね」なんて言われることもあるのですが、全くすごくありませんし、参加者さんと同じなんですよね。
たまたまスタッフになっただけであって、親にも友人にもカミングアウトしていません。
率先してカミングアウトして先導を切っているわけではありません。
むしろ、私なんかは、まだレズビアンとして生きることに負い目を感じているくらいです。
ビアン同士でカフェでお茶をしていても、居酒屋でお酒を飲んでいても「彼女が〜」「ビアンで〜」なんて言葉を出すのが怖いくらいです。
親にも友人にも恋愛事情を話せない私の恋愛って一体と考えるくらい、悩んでいます。
将来子どもだって結婚だって期待されている末っ子として、親に急き立てられています。
ただ、スタッフとしてすごいと感じることがあります。
先日のTalk AVANCEで「スタッフをやって変わったことがあるか」とまーさんに質問されました。
そのときにまとまらない答えを出したのですが、改めて考えて、変わったことといえば、ビアンさんと多く触れ合っているということ。
それってスタッフだからであって、個人でなら普段ビアンさんと会う機会もないですし、ビアンである友人と会って近況報告をするのみという細々とした生活を過ごしているわけで、スタッフをしているからこそビアンさんと多く触れ合って、その人の人生を知れるってすごいなと思うのです。
地味な生活の中で、AVANCEスタッフをしていると、ビアンとして悩んでいたりビアンとして生きることに迷いなかったりする方々と出会えます。
そんなとき思うのです。
私だけ悩んでいるわけではないのだと。
私だけがビアンとして生きて行く中で悩みにぶつかっているわけでないのだと、心強いというか、少し安心するのです。
その事実を知れただけでも、AVANCEスタッフをしていてよかったなと思うのです。
これからも皆勤賞スタッフを目指していきたいと思います!
LEAVE A REPLY