ビアンだからこその生きやすさ
確かに、ビアンだとかセクシャルマイノリティーだとか話題に上がると、生きづらさや抱えている悩みが全面に出ていることが多いですよね。
そういった先入観があるからこそ、自分自身が「女の子を好きかもしれない」と思った小学5年生のときに「どうしよう」と悩みました。
うちの家庭では男女で付き合うことが当たり前で、友達も「好きな子は誰?」と男の子を前提に聞いてくる。
そんなんだから、同性が好きであることに蓋をして、好きな男の子を作って友達と話を合わせた幼少期。
好きな女の子に対しては「普段関わらない子だし、尊敬しているだけかもしれないし」と見て見ぬ振りをしようとしても、スキンシップをとってくるその子に対してドキドキしっぱなし。
ただそんな感情は間違っているんだとひたすらに言い聞かせていました。
そうやって蓋をしてきて、高校生のときに異性と一瞬付き合ったときに「やっぱり違う!」となってから私のビアン人生の始まりです。
間違った感情だと、人とは違うと思いつつも、掲示板やブログを駆使して情報収拾を始めたわけですが、同性同士で付き合っている方の話を聞いたり見たりすることで少しずつ自分がビアンであることを受け入れていくのでした。
上京してからは行動あるのみだと思って実際に出会っていました。
根が人見知りではあるので緊張はするし最大の警戒心も持っていたからか危険な目にあうことはなく、自分が女性を好きであることが現実味を帯びてきましたね。
ビアンであることを受け入れてからは、そりゃあカミングアウトのことや親のことなど悩みはありますが、それはストレートの方だって同じように悩みを抱えているんだから、ビアンである私が特別なわけじゃない。
そう思うと、ビアンであることで出会った友達がたくさんいるわけで、一緒に過ごす時間が楽しいですし悩みを共有できることで心が軽くなる。
人間関係がめんどくさいことになったこともあるけれど、人には恵まれてきたなと思います。
AVANCEブログのトップ画面の言葉は、まさにそれ。
ビアン人生も悪くないのよ。
以上、30歳ビアンの9でした。
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