まーさんの職場の話で登場した「ミスター無難」がブログで展開されていました。
うん、、、masaは満場一致でミス無難ですね。
9さんもミス無難2!
自分はというとそんな無難な感じに憧れる。。。
何かやってやろうと空回ることは多々です。
これってどっちが良い悪いはなくて、使い分けできるのが一番ですよね。
だって仕事ではそんな選択の連続だから。
「ここは責める場所」
「ここは無難にでもとにかくやり遂げるのが大事」
この使い分けが大事。
すごく印象に残ってる出来事があります。
事件取材で地方を飛び回ってた頃。
ある事件取材で現場に入りました。発生での報道は終わっており、さらに掘り下げてVTRを作るという指令を受けました。
この場合、VTRを成立させるために、自分の中ではある方のインタビューを撮ることをゴールとしていました。
地元のタクシーを貸し切りベテランのカメラマンさん、音声さんと一緒に取材を進めていきます。だいたい4日ぐらいでものにしてこないと大ブーイングを受けます。。。
対象が社会人の方となると、だいたい夜にしか戻ってこられないから。夜の取材が中心となります。
が・・・何時までピンポンを押して取材を交渉するかが問題
自分の中ではゴールとして目指す人がいるのに周りを荒らすことでゴールにたどり着けなくなることを避けたかったのと。
いくら取材でも夜遅くに回ってピンポンを押すことが常識的に考えられなかったのです。
でも仕事・・・最大21時までとルールを決めてやっていました。
その日も昼間留守の家を20時〜21時で集中的に回ったのですが、でも・・・取れ高はわるく。。。
取材をやめホテルへ戻る車内で。
報道がゴリゴリの時代からやってるベテランカメラマンさんから
「これで撮れると思ってんのかよ」と厳しい一言が。
「〇〇や〇〇(ベテランディレクター)はまだやるぜ」
「でもこんな遅くにピンポン押して嫌な思いまでさせて撮っても意味が無い。それにゴールは違うんです」
「そんなこと言ってたらいつまでも撮れねーよ」
とキツイ口調で言われたのです。。。
静まりかえる車内。
カメラマンさんと音声さんはホテルにおろし。
そこの地方局に行って作業があったので、そのタクシーで1人、送ってもらうことに。
悔しいのと・・・自分が甘いのかとか・・・屁理屈言って責めずに無難にいきたいだけなのかとか・・・
もう自問自答の嵐。
あらゆる感情が湧き出て涙が出そうになるので窓から遠くを見てました。
その時。。。
「ちょっといいですか?」
この場所にきてから2日ずっと運転してくれてたタクシーの運転手さんが始めて自らしゃべりだしたんです。
「あのね、山口さんは間違ってないよ」
「え?」
何、そのドラマのようなセリフ。
「テレビの人たちの常識は分からないけど我々一般的な常識だと山口さんが言ってることが正しいよ。むしろ業界にも山口さんのような考えを持ってる人がいたんだって思ったよ」
黙って聞く自分に話続けるおじちゃん運転手さん
「昼間も取材交渉の電話、車の中でしてたでしょ。こんな思いで取材してる人がいるんだって関心したもん。だから自信持ちな」
もうね、、、格好よすぎるでしょ、このおじちゃん。自分がなんとも言えない思いで後ろに座ってるのに気付いてたんですね。
あまりの突然の出来事に
「ありがとうございます」としか言えなかったです。
自分もいつかこれ言いたいー!!
「無難すぎるかな」と迷ってる若者に「間違ってないよ」と!!
あ!でもこの間のオフ会終わりに判明したことがあったんです。
なんかODEKOがまーさんに「その節は・・・」って言ってる。
「ん?」「ん?」
どうやらなんか、まーさんに相談してたみたい。
その後の飲み会でも
masaが「まーさん、あの〜」
そして9さんも「まーさん、これって・・・」
おーーーーい!!
誰も自分に相談してこない(笑)一生、おっちゃんのようなセリフは言えないようです。こうなったら窓の外を見てる若者にこぞって「間違ってないよ」って言ってやる!
LEAVE A REPLY