「あれ?白髪が増えたね~」って姉にしれっと言われました。うちの姉は自分の白髪に敏感なので、よく私の白髪もチェックしにきます。今朝、背後から近寄ってきておもむろに人の髪の毛をわしゃわしゃかきわけ、先ほどの一言です。
白髪かー。そういう年齢なので、あまり気にしてないのですが。でもね、表面にこう白いものがチラチラ見えるのと見えないのとでは、印象が変わるんですよね。つむじ回りとか後頭部とか、自分では見えないところに多発しているようなので、そろそろ白髪染めしなきゃかしら。「最近のカラー剤は進化してて、白髪にも入るんですよ」って小林さん(美容師)も言ってたわ。次回、小林さんの率直なご意見を聞いてみて(白髪目立つ?染めるべき?)考えようと思います。
どうも、こんばんは。ロマンスグレーのスタートラインに立ちました、まーさんです。
白髪ってやっぱり精神的なストレスで増えるんですかね? いつだって、誰だって、ストレスは抱えて生きてますから、あまり関係ないのかもしれないけど、「最近増えてきた」のであれば、その原因に心当たりがあります。
ミスター無難
最近、仕事での絡みが増えてきた男性で、私は彼を「ミスター無難」と呼んでいます。
ミスター無難は会社の企画担当で、確かに企画書や資料を作らせたらお上手。ただしプレゼンや交渉が下手なので、あまり社外対応には向かず、その代わりに社内で取り組むプロジェクトには何となく全部駆り出されている人です。
昨年12月から、社長が鼻息荒めに立ち上げた社内プロジェクトがあって、私もそこに企画から参加しています。そこの定例ミーティングで毎週のようにミスター無難と絡むのが、目下の私のストレスです。きっと白髪の原因だなー。
ミスター無難は、よりによってプロジェクトリーダー。自ら引き受けてくれたから文句は言えませんが、しかしね、企画も進め方もゴール設定も、見事にすべてが無難。「みんながそれなりに文章を書いてくれたら、あとは僕がうまく調整しますよ。無難になっちゃうけど」って、こないだのミーティングでは、とうとう無難を認めた次第です。
ただ、ミスター無難は無能ではないのです。誠に無難ではありますが、無難に仕上げる能力は高い。そこが厄介なの。
何となく企画書がそれなりにできて、何となく理屈は間違ってなくて、何となく「それで進めて」と承認をもらえて、何となく進行して、想像通り無難な結果に終わる。
これぞ、ミスター無難の仕事って感じ。
私はこの「無難」っていうのが我慢ならない性分なんです。ちょっとは尖ってみたい、無理を可能にする方法を考えたい、何より面白がりたいわけ。面白いと思えない仕事に気持ちが入るわけがないもの。
今週の定例ミーティングでも、ミスター無難が相も変わらず無難に進めようとするだろうなと想像した私は、ここはもうぶつけるしかないなと腹をくくり、異を唱える資料を作ってミスター無難にぶつけてみました。
今更ですが一応言っておきますと、ミスター無難は私より上の立場の人です。なので組織人の私としては空気を読まないといけない部分も大いにあります。
でも、もしかしたらミスター無難を説得できるかもしれない。ミスター無難が開眼するかもしれない。
そんな期待をもって臨みました。
結果は、
ミスター無難、激高。
ミスター無難が進化して、第二形態「ミスターヒステリー」になりました。
怒る、怒る、怒る。
想像はできましたけど、対策は考えてなかったーー(笑)
感情が高まったときのミスター無難の口癖は「悪いけど」なんです。それのオンパレード。
「悪いけど、僕だってそんなことは考えてる!!」
「悪いけど、みんなが忙しいだろうから、僕がやってるんじゃないか!!」
「悪いけど、そんな尖ったことなんて、実際誰がやるの?できるの?って思うよ!!」
ミスターヒステリーの沸き上がった血がおさまるのを、社長以下、みんなでしばし待ちました。(そう、社長もいる会議でみせた私の暴挙(笑))
組織には無難な人も必要です。無難に、当たり前のことを当たり前にこなしてくれる人も必要です。
それから仕事も、無難で良いこともあるでしょう。「ま、ここはひとつ無難に」って私が言うこともありますもの。
でもねー、勇気をだして立てつく人も必要よね。無難に合わせておけばラクなんだけど、だったら私はそこにいたくないと思ってしまう。このプロジェクトに自分の名前を残したくない、と。
そんなこんなで、ミスター無難とのお付き合いはまだまだ続くのです。数年レベルでしょうか。私のロマンスグレー化が急速に進行しないよう、身を守りながら上手に付き合う方法を模索していきます。
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