AVANCE

〜ビアン人生も悪くないですよ〜

仙台で出会った憧れのご夫婦

来週末の仙台オフ会で宮城に行きます。

 

宮城へ最後に行ったのは震災1年後取材で行った気仙沼です。震災直後に「とん汁」を被災者の方々に振るまい、ずっと営業を続けているご夫婦の取材でした。

 

その時の事を以前のブログに書いてました

 

仕事柄、色んな人に会います。
そんな中で一番印象に残ってて
自分の憧れのご夫婦がいます。

 

震災があった年、被災地での取材で
知り合いました。
二人とも70才を越えてるのですが
震災後も駅前で食堂を続けていました

 

以前に先輩が取材していたのを
引き継ぎいた形で。
「お父さんは話聞くの難しい。
カメラ向けると嫌がるから」
と言われてました。

 

その食堂で一週間の密着取材。

 

朝から閉店までずっと食堂で
カメラを回し続けて。
お母さんは本当に人当たりもよく
明るく皆の人気者。
自分たちにも、「食べて、食べて」と
めちゃくちゃ食べさせてくれる。

 

そんな、お母さんにカメラを向けて
話を聞いてると
お父さんはいつもその様子を
厨房から見てるんです。
決して寄ってはこないけど見てる。
そして、その目が
めちゃくちゃ優しい、、、。

 

もう、お父さんが気になって仕方ない
お母さんを撮影しながらも
お父さんの行動を
ずっと観察してました。

 

カメラを持たずに何度も
お父さんに話しかけ、、、

 

すると、3日、4日目になると
今までは厨房から見てたのが
出てきて離れた席に座りだしました

 

お母さんを切り口にして
二度放送してるので、、、
ここはなんとしてもお父さんを
主人公にしたい。
そして、何より自分が一番
お父さんが気になる。
明るいお母さんの横で
黙々と料理を作り続けるお父さんの
本当の思いを聞きたい。

 

でも、まだカメラは向けない、、

 

一週間で人間関係を作って
心を開いてもらうのは本当に難しい
ちょっとした
間違った行動が、一言が、、、
取り返しのつかない事になる事も
あるので。

 

6日目。

 

他を撮ってる感じで
お父さんを何となく撮ってると、、
朝からお父さんがフラフラ。
明らかにおかしくて。
どうやら持病の薬がきれてたのに
病院にもらいに行ってなかったらしい
お母さんに病院に行くように促され
やっと店を午前中休んで病院へ。

 

戻ってきて奥の部屋で
薬飲んでるお父さんに、、、
ついにカメラを向けて話を聞きました

 

「お父さん、
何で病院行かなかったんですか?」
「お店あるから、、、」
「お店あるから行かなかったの?」
「うん」
「そっか、、、お店好きなんですね」
「お母さんがいるから、、、」
「ん?お母さんがいるから?」
「お母さんが元気に
笑いながら働いてるのを見てるのが
好きだから、、、」
「あ、お母さんの為、、、」
「その為に頑張らないと、、、」

 

って話すと、つまっちゃって。
目には涙がうっすら、、、

 

そのまま、、、

 

「もう、いいよ。終わり、終わり。
話しちゃった、、、」

 

って照れ臭そうに
席を立ってしまいました。

 

その後ろ姿が格好良かった、、
カメラマンとしばらく沈黙でした。
たった1分のインタビュー。
その1分を放送では
そのまま使いました。
それぐらいお父さんの表情が
良かった、、、。

 

その日はお母さんもずっと
お父さんの体調を心配してて。

 

お父さんが言ってた事を伝えると

 

「はは、、、バカだねぇ」

 

って。一言。
そのバカって言葉には
愛情がたっぷり含まれてたんです。

 

そのあと二人で寄り添って
駅伝を見てる姿が本当に印象的。
二人ともどこが一位かすら
さっぱり分からず見てましたが、、

 

年をとっても、
こんな風に思い続けられる二人。

 

自分の憧れの夫婦です。

 

「帰りに食べな」と
最終日に持たしてくれた、ちらし寿司
今まで食べた、ちらし寿司の中で
一番美味しかったな~。



 

何十年たっても
変わらずお互いを思いやれる、、、
そんなパートナーに
出会いたいもんですね
 
 
 
 
 
と書いていました。このちらし寿司、正確に言うとはらこ飯?なのかな。美味しかったな〜。今回、宮城に行く事になり、お店に顔出したいと思って調べたら…
 
 
 
閉店してました。
 
 
 
もっと早くに行けば良かった。。。今でもあのご夫婦が自分にとって憧れの夫婦です。

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