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〜ビアン人生も悪くないですよ〜

絶対カミングアウトしないはずだったけど母へカミングアウトした①

こんにちは。どうも、9です。

女性のことが好きかもしれないと思った10代。 東京に上京して初めての彼女ができた19歳。掲示板を駆使して出会いを広げた20代。そして、現在34歳。

マイノリティとして生きていくと、避けては通れないカミングアウトの話。

出会いの場でも、マイノリティの友人ともよく話題にあがるし、それぞれどう考えているのか気になる。

 

・カミングアウトを趣味としている

・カミングアウトの概念ではなく、普通に自分の個性として話している

・親以外のきょうだいや友人など親しい人にカミングアウトしている

・いずれカミングアウトしようと思ってる

・そんな雰囲気になりカミングアウトした

・一生カミングアウトしないと決めている

などなど。十人十色、意見や考え方は分かれますよね。

 

私の場合、一生カミングアウトできないと思っていましたし、しないと思ってました。

同じく一生カミングアウトしないと豪語していた友人たちは、数年後「もういいかも」「言い訳がつかなくて」「相手を紹介したくなって」「一度カミングアウトしたらカミングアウトが趣味になった」など軒並みカミングアウトしていきました。

カミングアウトしないと言っていたのに、考え方がこうも変わっていくのかと、友人たちの考え方の変化を目の当たりにしました。

それを横目に、カミングアウトするすごさを感じるものの「私は一生できないな」と改めて再確認もする。

 

その理由が、相手に負い目を感じさせてしまうから。

特に、親に対して。

 

きっとその場は受け止めてくれるかもしれない。けれど、「育て方を間違えたのか」「言わないでほしかった」と思われながらも、私に接するときはそんな様子を隠す可能性が高くて。うちの親は娘に気を遣ってくるそんな親なんです。普段離れて暮らしている田舎の親に負担をかけてしまうし、気を遣わせてしまうことが嫌でした。

カミングアウトは自己満足になってしまいがちなので、相手に負担をかけてしまうのであればカミングアウトする必要性を感じなく。

とはいえ、年々自分を取り巻く周囲や環境の変化を感じつつ、親や自分の心境など様子をうかがう日々は続いていて。

 

ちらり。

 

 

今一緒にいるパートナーと付き合いが長くなっていること、相手の家族にも紹介してもらっていること、且つ姉が結婚したことで親からの私に対して結婚への温度感が下がったこと。

アラフォーにもなる私が東京で暮らしていることに対して「9が楽しければいいよ」と言ってくれること。

タイミングが重なって「あれ、言った方がいいのかも」とふと思ったんですよね。

 

今かも?

 

 

この「言ったほうがいいかも」というのは、誰かになにを言われたわけではなく(流されやすい自分ですが、結構意固地なので人に言われたからといって自分が納得していないと、うんともすんとも言わない)

総合的に考えた結果なのですが、一番大きな理由として、33歳頃から事あるごとに母から「9が楽しければいいよ」と言われることが増えたんですよね。姉が結婚したというタイミングもあったのでしょう。

でも、自分のことをあまり話さない私は母へ楽しいことを伝えきれていない。こんだけ楽しいのに。

その楽しさを伝えるためには「女性と付き合っている」ことを言わないと、じゃあ次は結婚だなんだと期待をもたせてしまう。

 

まずは自分は楽しく生きていること、女性と付き合っていて楽しく過ごしていることを伝えようと決めました。

 

次回に続く。

 

ABOUT THE AUTHOR

9
アラサーフェム / 元保育士

個性がないことが個性。
濃ゆいメンバーの中に、キラリと光る普通さ。
レモンサワー大好きな酒飲みです。

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