虹色界隈の皆様、ノンケの皆々様、乾く暇もない雨の中ごきげんよう。お久しぶりのオバラさん。です。
さて、ほぼ一月前にぽろりした
「豚汁ガチギレ事件」を覚えておいででしょうか。
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彼女と喧嘩【ヤワラちゃん速報事件】
件の豚汁事件、去る8/6のカップルオフ会のカウンター内で9さんにはこっそり顛末をお伝えしていたのですがブログには出来ていませんでした。
なぜなら「長大な前置き」が必要なお話だったから…お待たせ、masa!
masaとお手隙で仕方の無い方はスクロールを。
前日譚「オバラさん。人を拾う。」
二十歳、札幌で学生をしていたオバラさん。うっかり人を拾ってしまいました。
と言っても雨の中ひしゃげた段ボールにうずくまっていた訳でも、路地裏でゴミのように果てていたわけでもありません。
手持ち無沙汰に遊び相手を探していた某老舗の
素敵な掲示板、時を同じく遊び相手を探していた二つ上のお姉さんと出会ったのです。
連絡もそこそこに一緒に夕飯を食べにゆくことになりまして、他愛もない日々のことから暮らし向きのことなんかを話していると話の節々に何やら物騒な単語が聞こえてくるのでした。
要約するとこんな感じ。
その日は夕食を済ませた後解散、暫くして心配になって電話をかけてみると案の定受話器から怯えたような声が聞こえてくるではありませんか。
そう、その時まさに向かいの住人による襲撃の最中だったのです。
イヤフォンからドアが蹴破られんばかりの音と、野太い男性の声。支離滅裂な事を叫びながらドアを蹴っているようでした。
聞いているうちに脳裏には頭から血を流して倒れている彼女の姿がありありと浮かんで
「とりあえずうちに避難しておいで。」
と口をついていたのでした。
(最近の「行き倒れ」は体幹がものを言うのね…!)
そうして避難してきた彼女はいつしか「彼女」に。
お金が溜まり次第おうちを見つけて出ていくはずが、気づけば1kの家に二人の生活になっていました。
そのまま3年が過ぎた頃、彼女は細々と勤めていた職を辞し立派な自宅警備員(友人宅警備も兼務)に。
生活にかかるお金は私の財布から捻出するようになっていました。
(その頃の枷は今も足を引く)
そして「豚汁ガチギレ事件」
長く一緒に暮せば情もわく。その後も彼女の身勝手な行いに辟易し、その頃オバラさんも身体を壊して休職。現状を続ければ終わりは近いと思いながらもずるずると同じ時を過ごし続けて初めての喧嘩の夜を迎えたのでした。
ある晩、夕食にと豚汁をこさえたエセ道民のオバラさん。関東の感覚で里芋を入れていました。
しかし相手は生粋の北海道民、豚汁は「ジャガイモ」派です。
食卓に上った豚汁を見るなり彼女が一言
「ジャガイモ、入ってないじゃん。」
と一向に箸をつけず。
…冷めていく豚汁、かわりに膨れ上がるモヤモヤ。
モヤモヤはいつしか煮え立つ鍋のようにグラグラとした怒りにすり変わって…。
(寂しい、悲しい、腹が立つ、色々な感情が綯い交ぜに。)
初めての強い怒りに困惑するも足はキッチンに向かっていて、ジャガイモ(には罪がない)を四つ切りに、水を張った小皿に入れてふわっとラップをかけて500wのレンジで3分。蒸しあがった芋の皮をしゃっしゃと剥いで
熱々のソレを素手で掴んで彼女の豚汁のお椀目掛けて投げつけていました。
驚いたような彼女の顔、跳ねる豚汁の飛沫、投球フォームがそれなりに様になっているオバラさん。
(お家芸:お芋投法)
「それ食ってさっさと出ていけ。」
それまで幾度となく心のうちに押さえ込んできた言葉がするりと出ていました。
後日譚「効果的なダイエット」
「出てけ」と突きつけた後、彼女は家を
飛び出して3週間程帰ってきませんでした。
もちろん連絡もつかずに。家賃払えよ。
どうせ友人宅に避難しているんだろうと思いつつも根っからの心配性、覿面に食が細くなり一ヶ月足らずで10kg弱の減量に成功。
そして一緒に暮らすようになって5年目に差し掛かった頃、一悶着あって「彼女を連れて東京の実家に帰る」ことに。
再起をかけての大きな賭けだったものの、彼女はひと月で北海道へ帰ってゆきました。
「愛しているよ、忘れないで、迎えに来るから待っていて」
だなんて言い残して。ツケ払えよ。
その後すぐLINEはブロックされ、電話には向こう方の親が出るようになり、あれよあれよと音信不通。そうこうしているうちに心労たたってさらに15kg減に成功。
そして現在のガチムチわがままボディに至る。
これはAVANCEで愉快な仲間に、愛しい人に出会うほんの2年前のオバラさん。のお話。
転がり込んだ人の詳しくはこういうことだったのね…!
オバラさんの経歴はやはり壮絶よ…