AVANCE

〜ビアン人生も悪くないですよ〜

春は恋をとどめおく

気付けば、もう春です。
前々から「まだ冬だいや春だ」などと言っておりますが、そろそろ春と言っていい気候になってまいりました。

 

春、何だかわくわくしますね。
実際にそんな予定はなくとも、新しい何かが待ち受けているような気がしてしまいます。

 

無駄に外歩きまわってしまったりね、「次の休みは何をしようかな」と思える活力が湧いて来たりね。
なのに不安になってしまうときもあったりね。(わくわくする分落差が大きいんですよね…)

 

そんな折にふと、

春になる時期に感じるわくわくや不安って、恋しているような状態に似ているなあ、と思ったんです。

 

 

そこで、恋をしている時のことを思い返すと…

期待やむずがゆさやなんだかんだの嬉しさで自分が内側から弾けてしまいそうな感じです。
自分が、わくわく、ドキドキ。うおーっと湧きあがるやる気で出来ているような。
同時に、「あの人は私の事をどれくらい好きなんだろう。」とか「私の事が気持ち悪くはないかしら。」
といった暗い気持ちが不意に影を差すもの。

 

わくわくと不安との両端を行ったり来たりして、不安定なんですよね。
それがどうにも混じり合って、切なさを形成したり。

恋している時の、振り子のように安定しない気持ちは、「もうすぐ春!」という春の気配の中にいるときのようです。

 

 

 

恋も春も、わくわくと不安の両端に振り回される時間。

 

なぜわくわくするんでしょうね。春も恋も。
その先に夏が来るって期待できるからでしょうか。

恋の次に夏(盛り上がれるアツい時期)が来るとは確定していないけれど。

でも、恋は、春のように数か月で過ぎて行ってしまう、というのは必ずしも当てはまらないですしね。
恋は長持ちする場合だってあります。

 

 


 

 

そんな春にあって、恋愛的な意味では「春が来ない」という私と同じ状況な♡カサカサ仲間♡の方にお伝えしたいテクニック(?)があります。

それは、「恋の感覚を思い出す」ために春の記憶を持ち出す、というもの。

 

 

春という季節にいる状態と恋をしている状態って似ているので、
「恋の気持ちってどんなだったっけ。」
と忘れてしまったときは、春を思えば疑似的に「恋をしている自分の状態」を味わえると勝手に思っています。
こんな感じで…

 

川のような土のような湿度を含んだふわっとした気温のなか、花(梅でも沈丁花でも)の香りがする。

年度は、新しくなる。
うわばきを変えなきゃ。
新しい顔ぶれがやってくる。
あまり余裕はないけど、乗りこなせると思う。
また頑張れる気がしている。
それどころか、もしかしたらけっこう何でもできるような気がしている。
頑張ろう。よっしゃやってやる。

…でも、大丈夫かな。恐いな。

 

外から子供の声がする。
カーテンが揺れている。

 

動くと、汗ばむ。
よく血が流れているのが分かる。

遠くの景色がうすぼんやりと霞んでいる。

 

あれ準備しなきゃ、どんな人と出会えるかしら、うまく出来るかな、
といったそわそわしながらも浮かれている気持ち。そして不安な気持ち。

 

そんな春の中にいる感覚を覚えておいたなら、恋をしているときのような感覚が自分の中にもうっすら再現できる…かもしれません。たぶん!

 

「春の気配の中にいる」という感覚を記憶しておくの自体が難しいですが、「恋を思い出したい」というときがあったら、これ、試してみてください。
もしかしたら恋の感覚を思い出す手掛かりにはなるかもしれません。

 

 

ABOUT THE AUTHOR

siso
30/ ゴリラフェム / あばんせのイラストを担当

生活感溢れるゴリラ。
犬と無印良品とディズニーを愛する。
恋愛を志向しない。と言い訳する恋愛初心者。

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