今回は《ビアン飲み会話シリーズ》です。
様々なビアンさんと出会い、飲み会でのリアルなお話を聞いてきました。オフ会では聞けない貴重なお話の数々。自分の中だけに留めておくのはもったいない。皆さんにも共有したい!ということで始まったビアン飲み会話です。
【ビアン飲み会話①】母より父へのカミングアウトは最大のハードル!?
(http://avance2017.com/post-27507)
【ビアン飲み会話②】妹にカミングアウト…その時妹は…
(http://avance2017.com/post-27505)
【ビアン飲み会話③】忘れられない10のこと
(http://avance2017.com/post-28484)
【ビアン飲み会話④】好きだった人の幸せを願えますか?
(http://avance2017.com/post-28480)
《ビアン飲み会話⑤》振った側の自己満足?
(http://avance2017.com/post-29720)
《ビアン飲み会話⑥》風邪をひいている彼女へのベストな対応
(http://avance2017.com/post-29738)
ビアンさんの友達カップルと飲み会での出来事。
以前にブログ(http://avance2017.com/post-27728)で子どもが欲しいから別れる選択を視野に入れたカップルさんのカミングアウト事情を聞かせてもらいました。
Aさんは数年前に家族にカミングアウトして、一悶着あったけど彼女も紹介して一緒にお出かけしちゃうくらい今は仲が深まっている関係。
Bさんは地方にいる両親にカミングアウトしていなくて「言う気はなく、言う必要も感じない」と常々言っていました。
そのBさんがついに、『子どもが欲しい』というAさんの発言によって真剣に将来を考えるようになり、親へのカミングアウトを視野に入れました。
今まで真剣でなかったかといえばそうではないのですが、結婚もない形式もないビアン同士の付き合いでは、なにをゴールにすればいいのか、なにを真剣に考えればいいのか分からなかったそうです。
「子どもというきっかけがなかったら、いつまでもふわ〜と考えていたし親へのカミングアウトなんて絶対しないって思ってた」とBさんが言っていました。
そして年末年始に帰省する前に、電話でお母さんにカミングアウトしたBさん。
B「黙っていたことがあるの…病気なのかな…私、女の子と付き合ってるの」
母「付き合ってるって?」
B「恋愛ってこと」
母「あなたが元気であればいいよ!」
Bさんが呆気にとられるくらいあっさりしていたお母さん。お父さんには年末年始に帰ったときにお母さん主導でカミングアウトしたそうです。協力的なお母さん。むしろ面白がっていたそうです。その陽気さに救われますよね。
ただ、お父さんは「今までとどう変わるんだ」と言っただけで受け入れたくない様子だったとのこと。
反応が違うのは当たり前。
でもBさんはカミングアウトしてよかったと言っていました。
今まで、親にカミングアウトするのは、親に『子どもが同性愛者である』という重荷を背負わせるだけだと思っていたのですが、徐々に『大切な人がいるから安心してね』という意味で、将来への安心材料になるのかなと思えるようになりました。
私はまだ親へのカミングアウトが未経験のため、色々な人の話を参考にしながら、いつかするのかもしれないカミングアウトに向けて気持ちの準備をしています。
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