AVANCE

〜ビアン人生も悪くないですよ〜

母親へのカミングアウト

こんばんは、まーさんです。

時差のないオリンピックというのは見やすくていいですね。金曜日の開会式は録画して楽しみました。古(いにしえ)の世界と未来を繋ぐ素敵な演出でしたよね。NHKアナウンサーが、興奮からか寒さからか、カミカミ実況だったのがちょっと気になりましたが…。

真ん中の人面鳥がどうにも怖くて・・・
旗手はレジェンド葛西さん

東京オリンピックはどんなオープニングセレモニーが企画されているのでしょうか。今から楽しみでなりません。私よりもずっとオリンピックが大好きなケイさんは、2020年の東京オリンピックの期間はオリンピック休暇を取る予定だそうです。もちろん日本に来て、一生に一度のオリンピックをたっぷり楽しむようです。きっと本気。そんな潔さが、何ともケイさんらしいです。

そう、

4年に一度じゃない。一生に一度だ。

↑コレ、オリンピックではなくて、2019年ラグビーW杯のキャッチコピーなんですけど。いろんな思いが読み取れて、私は大好きです。出場するほとんどの選手にとって、一生に一度きりの一回勝負。開催する都市にとっても、観戦する私たちにとっても、それは同じですね。

さて、今日の話題はカミングアウト。オリンピックはまったく関係ありません。

この3連休で久しぶりに帰省しているという9さん。(【実家live】両親と、カミングアウトしていない娘⇒http://avance2017.com/post-17879

お父さんの「孫がね、見たいね」は心に痛いですね…。私は両親からストレートにそういうことを言われたことがないのですが、田舎なので両親が親戚やご近所さんから「娘さんは、まだ?」と聞かれたり・余計な心配をされたりしてきたんだろうなって考えると、とても悲しくなります。

娘の同級生がどんどん結婚して子どもが生まれて、娘よりも若い親戚の子たちも結婚していって子どもが生まれて。幾度となくお祝いをして、幾度となく「娘さんは、まだ?」と話題にされて。………ん~、そういう光景を目の当たりにするのが怖くて、30代前半頃までは帰省するのを極力避けていた時期がありました。両親に「ごめんなさい」と思う自分も嫌でしたが、でも、「ごめんなさい」と言えない自分も嫌でした。

どうしたものかなー

今もカミングアウトはしていません。ただ、結婚や孫が話題にあがる年齢を過ぎたので、気楽に両親と会うことができています。

9さんの書いていた

「そしたら母親にだけでもカミングアウトしようかと思うときもあるのですが、母親だけに背負わせてしまうのが心苦しいんですよね。」

を読んで、そうか、母親だけに背負わせてしまうことになるのか、と初めて思いました。私も母親だけにはカミングアウトしたいと思ってきたのです。父親は田舎から出たことのない職人で、LGBTなんて到底理解できない人です。でも母親は、理解はできないかもしれないけど受け止めてくれるんじゃないかって。

カミングアウトすることで勝手にラクになろうと思っていたんですね、私は。ズルい考え方だったなって思いました。これから先、カミングアウトするかどうか、できるかどうかはまだわかりません。この年になってもね、どうしたらいいかわからないことの1つです。

 

愛情でも、友情でも、親子でも、
恋人でも、友人でも、
関係はうつろっていく。
最後に人と人を繋ぎとめるものは、「敬意」である。
「情」ではない。
(とある作家さんの言葉より)

 

sisoの書いていた「心は輝いていてください」という思いで相手へ向ける愛というものも、きっとベースには敬意があってこそですね。

心は輝いてください

 

親への愛って「私が幸せであること」だと思っています。でも親も一人の人間。彼・彼女に敬意をもって接するとき、私たちは「子どもなりの大人な対応」をしなければいけないのかもしれないですね。

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