AVANCE

〜ビアン人生も悪くないですよ〜

レズビアンとバイセクシャルの境界線

月曜日の午後、お天気下り坂でちょっと気分が上がりませんね。こんにちは、まーさんです。

先週の金曜日に大きな仕事がようやく片付いて、今週はGWまで消化試合モードで過ごせそうです。

さて、一昨日の土曜日に、ケイさんはアメリカへ帰って行きました。今回は1週間の滞在でした。私の仕事が片付いた金曜日は、ケイさんと過ごせる最後の夜ということもあり、少し早めに会社を退社して、横浜のディープタウン<野毛>でゆっくり飲み歩きをしました。野毛=のげです。のもじゃありません。←どやさんの間違い例。

ケイさんが一度入ってみたかったという焼き鳥屋さん。焼き方がずいぶんレアレアで、大丈夫かとちょっと心配になりましたが、、、案外大丈夫でした。

 

新宿や渋谷、赤羽にもディープな飲兵衛横丁がありますが、こちらの野毛もなかなか楽しいです。小さいお店が多いので、金曜の夜なんかは店の外に順番待ちの列ができていたりもしますが、たいていは「ちょっと飲んで次の店へ」というテイなので回転が速い。

あの日は、私にとっては約1ヵ月ぶりの「仕事のことをキレイさっぱり頭の中から追い出せる夜」でした。そんなとびきりな夜に、隣にケイさんがいることのシアワセったらないですね。

大事な日とか、区切りの日とか、気持ち的に誰かと一緒にいたい日ってあるものです。そんな時の相手が彼女だったら最高ってホントに思います。私はケイさんに仕事の件をじゃんじゃん相談してるから、会社の人と同じくらい(それ以上の部分もあるかな)仕事での区切りや成功や失敗を、ケイさんとお酒を飲みながら話せるのが特別に嬉しいのです。

ですが、

オーラー!Aoiちゃんのブログを読んで、私がケイさんにした失敗(失敬?)を思い出しました。

セクのお話ー所属感が欲しいー

 

私とケイさんはビアンのSNSで出会いました。ビアンのSNSといっても、AVANCEと同じでバイの方ももちろんOKのサイトでした。

そこには、私はビアンで、ケイさんはバイで登録していました。プロフィールを見て、気になる人には個別にメールを入れるシステムで、私たちの場合は、ケイさんが私にメールをくれました。

メールをくれたのはいいけれど、気になるとか全然そういう意味じゃなかったっていう後日談は下のブログ↓で書いてますので、後で読んでください・・・。

付き合うきっかけって。

で、ですね、まだ好きとか付き合うとかそういう風になる前の時期のお話なんですが、

ケイさんとは2日に1回くらいのペースでメールをしていて、その頃は割りと打ち解けてきたかなという空気になっていました。

ただし、私はメール相手が欲しいわけではなく、あくまでも彼女が欲しかったのですが(そういう出会いサイトですし)、ケイさんのメールからはあまりそういう気配を感じられなくて、「ケイさんはどういうつもりで私とメールをしてるのかなー?」と徐々に怪しんでいた頃でもありました(笑)

そんな時にケイさんが「私ってバイですか?ビアンですか?セクがはっきりしなくて嫌なんですよね。これってどうなんでしょう?」というようなことを聞いてきました。

私はそれに対して、「男性ともOKならバイでしょう」とまず答えました。

そして「でもビアンにはバイは嫌がられますので、ここはビアンと名乗っておいた方が出会えますよ」なんてことまで返しました。

その頃の私がまさにそうだったんです。

バイの方にはとっても失礼な話なのですが、出会いの対象としてバイを避けてました。だから、バイの方からアプローチをされても、「バイはごめんなさい」ってお断りするという徹底ぶり。セクで線引きするって、逆差別かよって感じですよね。

ビアンはYES。バイはNO。

何でそんな頑な考えになっていたかというと、私の過去の恋愛相手(女性)が、ノンケさんかバイばかりで、両性二股?(結婚の可能性を残すために彼氏をキープ)も2人いましたし、子どもが欲しいと言われて別れた人もいたわけです。

その時の恋愛の傷というか、どうしようもない屈辱感というのが私の中に残っていて、「もうビアンじゃなきゃ嫌だ!ビアンで生きることをちゃんと割り切ってる人がいい!」って極端な発想になっていたんですね。

でもね、「男性ともOKならバイでしょう」と答えた私自身、男性ともOKですからね…!!

Aoiちゃんみたいに、男性に対してカラダが拒否するっていう感覚はありません。今でもお付き合いはできると思っています。

ただし、可能であっても希望ではない、のです。

よーし結婚したるでー!ってかつて意気込んでいた私の「プロポーズ大作戦」も必読よ!(笑)↓↓

男性にプロポーズしたことあります。【第1話】

 

私にとって恋愛とは、女性でなければできないもの。女性にしか沸いてこない気持ち、女性としか得られない喜び、快楽。そういうものなんです。

なので男性とは、恋愛はできてない。付き合うということは可能でも、恋愛するということは不可能なのですよ。だから、可能であっても希望ではないの。

そんな私は、自身を「レズビアン」だと言い切っています。

どうなんでしょう? バイですかね?

ちなみに20代で友だちにカミングアウトしてきたときは、「男性も女性もどっちも恋愛対象なんだよね(=バイ)」と言って、ちょっとだけオブラートに包んだ感じにしてました(笑)

「女性が好きなの=ビアンなの」って言うよりも、受け入れてもらえそうな気がして。バイの「どっちもOK=博愛♡」みたいなプラスイメージを利用してました。

 

今の私は、女性しか対象じゃないんですって言いますね。

だからやっぱりバイではないと思うんです。

 

そう考えると、セクってやっぱり自分で選んで名乗るもの、なんでしょうかね。

性自認 という言葉は本当に的を射ていると思います。

自分では自分をどう自認しているか、ということですもの。

どこかに所属したいという気持ちもよくわかるけど、それと同じくらいに、というかその前に、「自分の性を自認できてるか」っていうのがまずはハードルとしてあるんだろうなー。

でもね、男女よりもLGBTってものすごーーーーーーく複雑よ。多様よ。

もはやセクじゃなくてただの好みじゃないかって思うもの。好みだったら千差万別。

Noだけわかっていたら、Yesはいっぱいあっていいのではないかな。というか、大多数の人がそうなのではないかな。

私はタチだけど、タチとも恋愛できるもの。きっと。

ビアンと名乗っていたって、その程度のオフホワイトな世界で生きています。

みなさんも、オフホワイトなのでは?

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 可能であっても希望ではない、って凄くわかります。
    私の場合、男の体は受け入れられても心は受け入れられない、って感じです。
    いつも心に響くブログをありがとうございます♪

    • mayさん、嬉しいコメントありがとうございます。
      セクシャリティってホントに複雑ですよね。
      ノンケさんの中にも、男性の体を受け入れられない女性はたくさんいるでしょうし、それこそ心も受け入れられない方もいるでしょうし。
      そういう方たちがみんなレズビアンになっちゃうのかというと、そうではないですもんね(笑)
      消去法で残ったものに所属するのではなくて、自ら選んだところに所属した方がいいなって思います。

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